設備エンジ課

  • 案内人
  • 小板橋 勝昌こいたばし かつまさ
  • 1989年入社
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みなさんこんにちは。小板橋です。
私からは設備エンジ課について紹介させていただきます。

設備エンジ課の仕事は大きく分けて3つ。
お客様の工場へガスを供給する設備の設計・施工管理、納品された設備のメンテナンス、そして社員の安全のため行う全社の施工方法のルール化です。

高圧ガスに関する
法律や規定の本。
学ぶことも私たちの
大事な務めです。

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まず、1つ目。
ガス供給設備の設計・施工管理について説明していきますね。
ガスの供給設備は、たくさんの機器がつながって一つの設備を構成しています。
その中で、私たちが行う設計とは機器そのものの設計ではありません。
設備を構成するさまざまな機器が、きちんとガス供給設備として機能するように一つひとつの機器の配置を考えたりガスの配管や電線のつなぎ方を工夫したりして設備全体を設計していくのです。

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いい素材を仕入れても、料理が下手だとおいしいものができないのと同じように、一つひとつの機器の選択が正しかったとしても、配管や電線のつなぎ方が間違っていれば、ガス供給設備として機能しないことだってありえます。
お客様のニーズを深く理解した上で、それに応えるための設備全体を設計する。
自分で言うのもなんですが、とても難しい仕事だと思います。

設備の設計では、
長さをきちんと
測れるよう
メジャーが必需品です。

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設計図ができたところで、
次に施工計画を立てていきます。
工事の際に現場が困ってしまうことのないよう実際の現場をイメージしながら綿密に計画していきます。
また、工事の際に必要になってくる機器や配管は、事前に当社の会津機器製作所などに発注をして手配しておく必要があります。
こうして、設計図・施工計画・必要部材のすべてが揃うと、ようやく現場作業です。
協力会社さんの力を借りながら、設計図をもとに設備をとりつけ、試運転まで行います。
このとき、計画通りに進行させるために現場を管理するのも私たちの仕事です。
ここまでが設備の設計と、施工管理についてです。

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次は、2つ目の仕事、設備のメンテナンスについて。
お客様にガスを安全につかっていただくために、設備の配管や部品を定期的に交換することが主な仕事です。
設置工事の際は、私たちが手を動かすことはありませんが、メンテナンスの規模が小さければ、自分たちで行うこともあります。
ときには設備を丸ごと交換することもあり、無事に動き出すところをみるといつもうれしくなります。

三角スケールといって、
製図の縮尺に合わせて
長さを図ることができる
便利ツールです。

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3つ目は、施工方法のルール化についてです。
案件の数としては多くないのですが設備自体が世に出たばかりで各地域にノウハウが伝わっていないとき、設置やメンテナンスのルールを決めて全国の支店や営業所に浸透させることも設備エンジ課が行います。
最近ですと、移動式水素ステーションについては設計・施工からメンテナンスまで一貫して本社が担当し、ルール化も進めています。
各支店で経験のない施工も会社としてのルールを決めることで、作業をする方たちの安全や効率が改善できます。
いわば「0から1をつくる」仕事ですので、挑戦しがいもありますよ。

パイプシール。
配管の接続部に
まきつけて
隙間を埋めるための
テープです。

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私たちの会社はガスという目に見えないものを扱っていてみなさんに馴染みがないかもしれません。
ですが、水素ステーションの設計やメンテナンスは今後さらに需要が高まっていくはずです。
燃料電池など、クリーンエネルギー技術は自動車だけでなく、フォークリフトやバスなど様々なものにも使われていきます。
そんな、未来の世の中に必要な技術を支えていくのが私たちの仕事なのです。

まずは様々な現場や仕事を経験して知識や技術を一緒に磨いていきましょう。
みなさんと働ける日を楽しみにしています。

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