上から目線ではなく、
相手目線。
就職活動の中で、学生時代の専攻である化学の知識を活かせる仕事を探していました。
そこで興味を持ったのがガスプラントの設計、施工管理などを専門に行うプラントエンジニアという職業。
「監督業」とも言われるこの仕事は現場のリーダーとして大勢の関係者をまとめながら大きな設備を一からつくりあげる仕事です。
まさに、スポーツチームでいう「監督」のイメージですね。
そういった興味から大陽日酸エンジニアリングに入社しました。
監督1人ではスポーツが成り立たないのと同じで大きな設備も1人で完成させることはできません。だからこそ、現場で工事を行うみなさんと協力しあうことが必要不可欠。
そのために、お互いの仕事を、お互いのことを、チームの仲間として信頼しあう関係が重要なのです。
そんな関係を築くために必要なものは何か。
1年間の研修で様々な現場を経験し、大切だとわかったことが2つあります。
1つは「相手の気持ちに寄り添う」こと。
監督という仕事は、自分よりも経験豊富で、年長者であるみなさんをまとめることもある仕事です。
現場のことを何も知らない新人があれこれと指示をしても、なかなか思う通りに動いてくれません。
ですから、設備エンジ課では、まず現場の仕事をたくさん経験し、相手の立場を身をもって理解するのです。
プラントやガス供給設備の現場に立ち自分が作業を実際にやってみることで相手の気持ちが本当にわかるようになる。
信頼関係作りは、まずそこからだと思います。
氏田くんと全国の現場をま
わっていましたが、弱音も
言わずについてきてくれ、
彼の素直さを感じました。
難しい現場ほど
「会話」を大切に。
徐々に現場に出はじめると、監督として
実際に職人さんたちと仕事をする機会が増えてきました。
監督業を学ぶ中で見つけた、2つ目の大切なこと。
それが、関係する人たちとの日々のコミュニケーションです。
例えば、細かなことでも気になったら相談する。
メールではなく、直接顔を見て話すなど、普段から密にコミュニケーションをとっていれば安心してお互い任せ合うことができる。
現場の方々からの信頼も厚くなっていくはずです。
将来は大きなプラントの配管工事を担当できる監督になりたいと思っています。
プラントの魅力は、規模が大きければ大きいほど挑戦しがいがあること。
単純にモノとしての大きさもありますが、関わる人数も50人、100人と増えてくる。
そういった現場を監督することはとてもワクワクしますしやりがいにもつながると思います。
たくさんの人たちと協力しあえるよう信頼される存在になりたいです。
氏田さんは、まず自分でやっ
て見せてくださるので、教
え方がとても丁寧だと感じ
ています。